インフルエンザの治療法と療養のポイント

インフルエンザは、ウイルスが増殖するスピードが速いことが特徴として挙げられています。高熱が出るのもインフルエンザの症状の一つであり、急に高熱が出た場合は、インフルエンザを疑った方がいいでしょう。症状が悪化しやすいため、ただちに医療機関で治療を受けることが大切です。

そんなインフルエンザの治療法には、内服薬が用いられます。抗インフルエンザ薬を服用することによって、体内に侵入したウイルスの増殖を抑えることが可能です。思うように熱が下がらない場合は、解熱剤を処方されることもあります。吸入器を使用して、粉末状の薬品を口から吸い込む治療法も有効とされています。ただ、これは感染初期にのみ効果がある治療法です。

インフルエンザは高熱の症状がきつい感染症です。かかってしまった場合は、自分の体力が失われないように、こまめに水分補給を行うことが大切です。その際、スポーツドリンクや白湯などを飲むといいでしょう。もし脱水症状が現れてしまった場合は、点滴の処置を行うことになります。また、額や首を冷やすと、高熱の苦痛が緩和されます。氷枕や市販の保冷剤を使って、高熱の対策を行いましょう。

そして、食事は自分の体調に合わせて消化の良いものを取るのが大切です。ウイルス退治には栄養も必要なため、お野菜を小さく砕いて入れたおかゆや、野菜スープなどを取るといいでしょう。

尚、インフルエンザは感染力が強いため、インフルエンザにかかった際は、同居者とはなるべく接触しないよう隔離された部屋で療養することが重要です。一方、介抱する側に立った場合は、どんなに心配でも感染者にはなるべく近寄らないように心がけましょう。